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2026.08.21
ブログ
スマホの中に眠る相続財産
いま考えておきたい「デジタル終活」
皆さまこんにちは!! NEXUS藤木です。久しぶりのブログアップでございます。
最後までお付き合い下さいませ😉
シニア世代のスマートフォン📱所有率が年々上昇しているそうであります。
NTTドコモ モバイル社会研究所の2026年調査によりますと、スマートフォンの所有率は60代で95%、70代で86%、
そして80代前半でも69%に達しているとのこと😲
いまやスマートフォンは、家族や友人との連絡手段だけではありません。
ネット通販、キャッシュレス決済、ネット銀行、ネット証券、暗号資産、各種ポイント、定額制サービスなど、
日常生活と財産管理の“入口”として欠かせない存在になっています。
一方、この便利さの裏側で、新たな相続問題が生まれています。
それが、持ち主の急逝によって残される「デジタル遺品・デジタル資産」の問題なのであります!!

通帳も郵便物も届かない「見えない財産」
従来の相続であれば、預金通帳、証券会社から届く取引報告書、保険証券などを手掛かりに、故人の財産をある程度把握することができました。しかし、ネット銀行やネット証券では、通帳や紙の明細が発行されないことも珍しくありません。
本人がスマートフォンだけで取引を管理していた場合、遺族がその口座の存在に気付かないまま、相続手続きを終えてしまう可能性があります。ネット銀行の預金、株式や投資信託、電子マネー、暗号資産、各種ポイントなど、本来は相続財産となるものが、誰にも発見されず“デジタルの闇”に埋もれてしまうのであります。
相続税の申告が必要なご家庭では、さらに注意が必要です。相続税の申告期限は、原則として相続開始を知った日の翌日から10か月以内です。後になってネット上の財産が発見されれば、遺産分割のやり直しや修正申告が必要となることもあります。
スマートフォンのロックが遺族の前に立ちはだかる
デジタル資産を調べようとしても、まず問題になるのがスマートフォンのロック解除です😓
本人しか知らないパスコードやパスワード、指紋認証、顔認証などによって、遺族が端末の中を確認できないケースがあります。機種や設定によっては、パスコードを何度も間違えると一定時間操作できなくなったり、データを消去する機能が設定されていたりするため、焦って何度も入力を試すことは避けなければなりません😨(ちなみに「顔認証や指紋認証があるから、それで開ければいいのでは?」と考える方もいらっしゃいます。確かに、iPhoneやAndroidには生体認証の機能がありますが、実は指紋認証や顔認証といった生体認証も、原則として生きている本人による操作を前提に設計されています。そのため、持ち主が亡くなった後に、遺族が本人の指や顔を使って簡単に解除できるとは限りません)
スマートフォンが開けなければ、金融機関から届いたメール、証券会社のアプリ、家族との写真、連絡先、SNSなどにもアクセスできない可能性があります。
便利さと高いセキュリティーは、持ち主が元気なうちは大切な財産を守ってくれます。しかし、相続が発生した瞬間、その堅牢さが遺族の行く手を阻む“大きな壁”😱に変わることがあるのであります。
「プラスの財産」だけでなく「継続する支払い」にも注意
デジタル遺品には、預金や有価証券といったプラスの財産だけが含まれるわけではありません。動画・音楽配信サービス、オンラインサロン、クラウドストレージ、アプリ課金など、毎月料金が発生するサブスクリプション契約もあります。遺族が契約の存在に気付かなければ、利用していないサービスの料金が、クレジットカードや銀行口座から引き落とされ続けることも考えられます。また、ネット上の個人間取引や事業用アカウントなど、未払い代金や契約上の義務が残されている場合もあります。
つまり、デジタル遺品の確認は「財産を見つけるため」だけではなく、「不要な支払いや契約を止めるため」にも必要なのであります。
今日から始められる「デジタル終活」
デジタル終活といっても、すべてのパスワードを家族に公開する必要はありません😁
まずは、次のような情報を一覧にしておくことから始めてみてはいかがでしょうか。
思いつくままに列挙してみます。
- ・利用しているネット銀行・ネット証券の会社名
- ・電子マネー・暗号資産・ポイントサービスの名称
- ・加入している生命保険会社
- ・クレジットカードと主な引落口座
- ・毎月支払っているサブスクリプション
- ・利用しているメールアドレスやSNS
- ・スマートフォンやパソコンのロック解除情報の保管場所
- ・家族に残したい写真やデータの保存場所
- ・訃報の連絡をしてほしい方々の連絡先
- ・死後に削除してほしいアカウント などなど
大切なのは、パスワードそのものよりも、まず「どの会社に、どのような財産や契約があるのか」を遺族が把握できる状態にしておくことです。
パスワードや暗証番号まで記録する場合は、エンディングノートに無防備に書き残すのではなく、封筒に入れて封印する、財産一覧とは別に保管するなど、情報漏洩や不正利用を防ぐ工夫も必要です。また、一覧を作ったまま放置せず、口座の解約やパスワード変更に合わせて、年に一度程度は内容を見直すことも大切です。
デジタル終活は、遺族への新しい思いやり
かつての終活は、通帳や印鑑、保険証券、不動産の権利関係を整理することが中心でした。しかし、これからの相続では、スマートフォンやインターネット上にある情報も、同じように整理しておかなければなりませんね😉
突然の相続に直面したご家族が、故人のスマートフォンを前にして途方に暮れる――。
そのような事態を防ぐためにも、元気なうちからデジタル資産の所在を整理し、伝える方法を決めておくことが重要です。デジタル終活は、自分のためだけに行うものではありません。残された家族を“デジタルの迷宮”に迷い込ませないための、現代ならではの思いやりではないでしょうか。
相続事業部NEXUSでは、不動産や預貯金、生命保険だけでなく、相続財産の整理や、生前の備えについてご相談を承っております。
「何から整理すればよいか分からない」という段階でも構いません。どうぞお気軽にご相談ください🏢
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