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2024.04.05
ブログ
「空き家問題」最近よく耳にします。つい先日の新聞にも空き家の記事が掲載されていました。
今回からのブログでは「空き家」の何が問題なのか? 「空き家」を処分する際に気をつけたいことは何か? など、
何回かに分けて解説していきます。
そもそも、「空き家」ってどれくらいの戸数があるかご存知ですか?
総務省が5年毎に発表している「住宅・土地統計調査」のデータですが、直近が2018年のデータとなります。
ですので少し古いのですが、日本全国で「空き家」の数はなんと、約850万戸もあるのであります。
これは、日本全国の総住宅数の、およそ13.6%にあたります😲
この「空き家」の数は今後ますます加速度的に増えていくと予想されています。
この結果を見ますと、空き家は4種類(「賃貸用」「売却用」「二次的(別荘・セカンドハウス的な)住宅」「その他の住宅」)に分類されてるのですが、
問題となっている「空き家」とは、「その他の住宅」のことなんです。
要するに、「貸すでもなく売るでもなく別荘でもない、誰も人が住んでない家」ということであります。となると幽霊屋敷的な感じでしょうか😨
「空き家」を放置することの問題点
- 建物の老朽化
- 景観の悪化
- 防犯上の不安(治安悪化)
- 防災上の不安
- 地域自治体等の財政悪化・破綻
どういうことかと言いますと、
空き家は倒壊や崩壊、屋根や外壁の落下などの危険性が高まります。
危険性だけではなく景観も損ないます。崩れかけの屋根や雑草が伸び放題で、ごみが散乱している庭を想像してみて下さい😰
最悪な見た目であれば近所の人も大迷惑です。そうなると不法投棄する不届き者も現れ、連鎖的不法投棄も発生するかも知れません。
ホームレスや不審者が空き家に住み着いたり、犯罪者や不良グループ🦹♂️の溜まり場になるなど治安悪化となることも考えられます。
そうなると周辺の不動産価値を下げる原因にも繋がり、さらに空き家が増えてしまうことにもなりかねません。
空き家が多いということは、その地域や自治体の人口が減少しているということであります。
人口の減少は、道路や鉄道、水道・電気・ガスなどのインフラの維持も難しくなってきます。
病院や銀行、スーパーやコンビニなどが撤退していく可能性も出てくるのではないでしょうか。
他の都市からの人口の流入が見込めなくなり、地域活性化の妨げになります。
まさに負のループ突入ですやん。って感じです。
次回は、相続によって自分が所有することになったものの、住む予定がなく、空き家として放置したままにしていると、お金の面でどうなるのか?について解説したいと思います。
家族や資産の大切な繋がりを尊重し、
安心感溢れる円満な相続をサポートする
プロフェッショナル集団です。