コラム / セミナー案内
COLUMN / SEMINAR
2024.02.24
コラム ライフプラン
終活_元気なうちにやっておきたいこと
お仕事を退職された方の相談を受けたときに、最近はその方のご両親の話が出ることが多くなっています。60歳で退職して、さて自分の老後はどうしようかを考える前に、ご両親の病気や介護を考えないといけない状況です。
昨年100歳以上の人口が9万人を超え、53年連続で増加していることを考えると、今後益々長寿の方は増えていくのだろうと思います。入院したり、認知能力が衰えると、周りの家族は想像もしていなかったことで困惑することになります。
次の事項は、本人が元気なときでないとできないので、早めにやっておきたいところです。
1.定期預金の解約
身体機能や判断能力が低下してくると、銀行の窓口に行けなくなってきます。定期預金は本人が窓口で手続しないと引き出せません。介護になったときに子供に使ってもらおうと思っていた定期預金は使えなくなる可能性があります。
また、使っていない銀行口座をたくさん持っている方がいらっしゃいます。書類が増え、通帳やカードの管理も大変なので、元気なうちに窓口に行って解約しておくと、相続手続きの時にご家族が非常に助かります。
2.遺言の作成
相続人が多い場合や資産の多くが不動産というような場合は、相続人間で揉める可能性があります。特に①お子さんがいらっしゃらないご夫婦、②再婚されていて、前婚でお子さんがいらっしゃる方は、ご自身の財産の分け方を遺言に書いておいてあげましょう。
3.相続税対策
資産をたくさん持っていて、相続税の申告や納税が必要な方は、残されたご家族が相続税の負担で困らないよう対策を講じておく必要があります。
特に不動産の割合が多く、現預金が少ない場合は注意が必要です。相続税は原則現金一括納付となりますので、納税資金を捻出するため、ご家族が引き続き住むはずだった自宅を売却して納税資金を工面するというケースもあります。
家族や資産の大切な繋がりを尊重し、
安心感溢れる円満な相続をサポートする
プロフェッショナル集団です。