今回はchatGPTに検索させた「乗合代理店のイメージ」9番目です。
★競争意識
・他の募集人と競争する場面が多く、モチベーションを保つ必要がある。
・専属では競争が少なく安定的だが、代理店では競争が収入に直結する。
・自由市場でのプレッシャーを感じる場合も。
それではお答えしていきましょう。
保険業界で働いていると、「競争」は避けて通れない言葉のように感じます。
特に一社専属の時代、私が30代前半で全国4,000人の中の一人として営業していた頃は、まさに競争の渦の中にいました。会社にとっては、報酬というニンジンをぶら下げて募集人同士を競わせる方が、短期的な売上に直結します。私自身もその構造の中で、目の前の数字を追いかけていました。
良い成績が出れば、誇らしさや優越感を感じる。
でも、数字が落ち込むと、モチベーションもガクッと下がって、愚痴を言い出してしまう。
今思えば——あれは本当にしょうもないことだったと思います。
とはいえ、歩合制の仕事をしている以上、最初に「稼ぎたい」と思うのは当然のことです。
私もそうでしたし、それが悪いとは全く思いません。
「生活のため」「家族のため」「自分の夢のため」
それぞれの理由で目の前の売上を追うことは、大いに意味があることです。
問題は、それが「誰かに勝つため」になってしまうとき。
その競争は、知らず知らずのうちに心をすり減らしていきます。
私自身、長年の営業経験と会社経営を通じて、ある時から「人との競争をしていても意味がない」と思うようになりました。
それよりも、「昨日の自分と比べて、今日はどれだけ進めたか」
この方が、よほど健全で、長続きするし、何より自分を裏切らずにいられる。
いま私が大切にしているのは、
モチベーションに左右されるのではなく、「淡々とやり続ける力」こそが、最終的には最も大きな差を生み出します。
競争するのは「誰か」ではなく、「理想の自分」なのだと。
今回のコラムは、以前ChatGPTに「専属から見た乗合代理店のイメージ10選」を聞いたときに出てきた項目の一つ、「競争意識」について書いています。
でも、今の私はもう、その枠にとらわれてはいません。
専属であろうと、乗合であろうと——大切なのは「どんな価値観を持って働くか」だと信じています。
もし、いま転職やキャリアチェンジに迷っている方がいるなら、私はこう伝えたいです。
「数字の大小よりも、自分の成長を見てくれる人と共に働いてほしい」
「競争ではなく、共創を大切にするカルチャーを持ったチームを選んでほしい」
そんなカルチャーを持つ代理店に出会えたら、きっと10年後、今の自分を誇らしく思えるはずです。そして私たちFPSもそうした良いカルチャーをもつ集団でありたいと常に願っています。
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