2024/08/8
2024年7月11に史上初めて日経平均株価が42,000円台を突破しました。
かと思えば、8月に入り8月5日は日経平均株価「過去最大の下げ幅」、翌日8月6日「過去最大の上げ幅」と市場が乱高下しています。
また為替も1カ月の間に20円近く円安になるなど、為替の変動幅も非常に大きい状態です。
8月の経済の乱高下は、いくつもの要因があります。
・7月31日の米国FOMCにて9月の利下げ開始が濃厚であると示唆された事・
・8月2日に米国で発表された7月の雇用統計で労働市場の大幅な減速が示されたことによる米国景気減退の懸念
・7/30~31に行われた日銀政策決定会合で政策金利の0.25%利上げが決定した事
などが挙げられます。
近年の円安は日米間の金利差が大きく影響していました。
そのため、7月末の日米の政策決定により金利差が縮まることにより円高が進行しました。
今まで円安によって株高だったものが、円高になったことにより株安にシフトしました。
その他にも様々な要因で為替や株価に影響を与えています。
ジェットコースターに乗っているかの様な株価の乱高下に、戸惑われた方も多いかと思います。
このような時はどうすれ良いのでしょうか?
今回の乱高下は、一部パニック売りが発生したことにも起因しています。
みんな売ってる!!乗り遅れたら大変!売らなきゃ!と冷静さを欠いた判断によるものですね。
ですから、こういう時に大事なのは「慌てない」事です。
「慌てて売らない」、「慌てて買わない」、「ゴールベースで資産運用を考える」
この3つを意識しましょう。
株価が下がると
“つみたてNISAを損切りしようかな”
“投資なんてしなければよかった…”
“オルカンやS&Pに投資しておけば大丈夫って言ってたのって何だったの(泣)”
このようなつぶやきをSNSで目にすることがあります。
積立投資は株価が下がったときがチャンスです。 一喜一憂せずに継続しましょう。
なぜチャンスなの?と疑問に思われる方は、FPSのセミナーにお越しください。
また、一括投資の方は、今すぐ使うお金を投資しているわけではないはずです。
計画をもって〇〇年後(中長期先)のゴールに向けて運用しているはずなので、同じく焦る必要はありません。
だから投資はゴール設定や計画が大切なのです。
資産運用はスタートすることも大切ですが、続けること、そしてゴールまで辿り着くことの方が何十倍も大切です。
だからこそ、途中で簡単に辞める選択を取ってほしくありません。
今回の様な大暴落、乱高下は長期運用を行っていれば今回に限らず、今後も経験する可能性が高いです。
そんなときに、今日のコラムを思い出して頂き、冷静な判断を行って頂きたいと思います。
資産運用は長期目線で。一喜一憂は禁物です。