2024/08/9

南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」

 

 

2024年8月8日、気象庁は南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」を発表しました。

これは、日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、その影響で南海トラフ地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると判断されたためです。

この臨時情報は、2019年に運用が始まって以来初めての発表となります。

 

南海トラフ地震は、静岡県から九州にかけての広範囲で発生する可能性があり、最大震度7の揺れや30メートルを超える津波が予想されています。

 

特に、大阪、名古屋、徳島などの都市では大きな被害が想定されており、最大で約32万人の死者が出る可能性があります。

このため、政府や自治体は防災対応を強化し、住民に対しても具体的な対策を呼びかけています。

 

南海トラフ地震に対する備えは、個人の意識と行動が重要です。

 

●家具の固定: 家具や家電製品が転倒しないように固定することで、怪我を防ぎます。

●非常用グッズの準備: 食料、水、医薬品、懐中電灯、ラジオ、バッテリーなどの非常用グッズ。

(内閣府HPより:https://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h22/09/special_01.html

●避難場所の確認: 自宅や職場から最寄りの避難場所を確認し、避難経路の把握。

●家族との連絡方法の確認: 地震発生時に家族と連絡を取る方法を事前に決めておく。

●防災訓練への参加: 地域で行われる防災訓練に積極的に参加し、実際の避難行動を確認する。

●建物の耐震化: 自宅や職場の建物が耐震基準を満たしているか確認し、必要に応じて耐震補強を行う。

●津波対策: 沿岸部に住んでいる場合は、高台への避難経路を確認し、津波避難タワーの位置を把握しておく。

●情報収集: 気象庁や自治体からの最新情報を常に確認し、適切な行動を取るように心がける!

 

各自治体でも防災にまつわる情報がHPでアップされています。

ご自身のお住まいの地域の自治体HPを見て確認をすることも防災の一つになります。

(大阪市HP:https://www.city.osaka.lg.jp/kikikanrishitsu/page/0000633210.html

 

日頃から防災意識を高め、具体的な対策を講じることで、いざという時に冷静に対応することができます。家族や地域の人々と協力し合い、共に備えることが大切です。

 

そして、SNSにより情報を取得しやすくなっている反面、デマや誤情報も多くなっています。

パニックにならず冷静に行動すること、正しい情報かどうかを確認することも併せて大切になってきますね。

 

南海トラフ地震は避けられない自然災害ですが、適切な備えをすることで被害を軽減し、命を守ることができます。

 

ぜひこれを機に早めの対策をお願いします。