2025/11/17

最近話題になっている、中国ポップマートの人気キャラクター「ラブブ」。
皆さんはご存じでしょうか?
K-POPアイドルが紹介したことをきっかけに、世界中で爆発的な人気となり、
今や“ラブブブーム”が巻き起こっています。
この熱狂は、
ビーニーベイビーズの投機バブルや
チューリップバブルと“構造がよく似ている”とも言われています。
どちらも、
一気に価格が上がり、熱狂が冷めた瞬間に価値が急落するという「投機サイクル」を持つ点が共通しています。
ラブブが高値で取引されている背景には、次のような“投機的特徴”があります。
限定品による希少性
入手困難なアイテムは、それだけで価値が高いように感じられます。
SNSで広がる「収集の興奮」
「当たりが出た!」という投稿が一気に拡散し、熱狂を生みやすくなります。
二次市場での高額転売
プレミア価格がつくと「もっと上がるかも」と期待が膨らみ、さらに需要が増加します。
感情が価格を吊り上げる仕組み
これは過去のビーニーベイビーズやチューリップバブルに共通する特徴です。
しかし、こうした価格の上昇は“価値”ではなく“熱狂”が作るもの。
熱狂は長続きせず、落ち着けば価格は下がる可能性が高くなります。
日本でわかりやすい例で言えば、
一部のポケモンカードが高騰した現象に近いイメージです。
限定性と転売価格の上昇が口コミで広がり、
「もっと高くなるかも」という期待で需要が膨らむ。
感情と期待が価格を押し上げる、この“投機サイクル”は
ビーニーベイビーズやラブブの構造と非常によく似ています。
ラブブ現象を見ると、
「これは投資なの?投機なの?」と質問されることもあります。
実は、投機と投資は“目的”がまったく違います。
・短期的な値上がり益を狙う
・運や市場の雰囲気に左右される
・再現性が低く、感情が動きやすい
・価格の上下に一喜一憂しやすい
ラブブブームは、この投機の典型的な動きです。
・価値そのものが成長するものにお金を預ける
・中長期でじっくり育てる
・“複利”と“時間”を味方にする戦略
・目的(教育費・老後資金など)に沿ったお金の準備
つまり、
投機は「値段を追う」行動、
投資は「価値を育てる」行動です。
投機的なニュースを見るたびに感じるのは、
「お金は感情で動く。でも、人生は感情だけでは守れない」ということ。
SNSの熱狂や、流行り物の価格に振り回されるのではなく、
本当に必要なお金を、必要なタイミングで使える状態にしておくこと。
これこそが、人生における“投資”の本質です。
・分散
・長期
・目的に沿った運用
こうした王道の資産形成こそ、将来の安心につながります。
ラブブ現象は「金融リテラシーを高めるチャンス」
ラブブ人気は単なる玩具ブームのようでいて、実は金融教育の良い教材でもあります。
・なぜ価格が急騰するのか
・人はなぜブームに飛びつくのか
・本当の価値とは何か
こうした視点を持つことで、
ニュースを見る目が一気に変わります。
FPSは、お客様の不安にそっと寄り添い、これから歩む未来を明るく照らす“人生の道しるべ”でありたいと考えています。
お金に関する不安や迷いは、誰の心にも静かに影を落とします。
だからこそ、情報や流行に振り回されるのではなく、
その方自身の“人生の軸”に沿った選択ができるように、
私たちは「安心」と「確かさ」を届けることを大切にしています。
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