2025/10/14
ノーベル賞お墨付きの「資産運用のルール」
ノーベル賞お墨付きの「資産運用のルール」
～派手じゃなくていい。続ける人が強いという話～
2025年、ノーベル賞で日本人研究者が医学生理学賞と化学賞をダブル受賞！
本当にすごい快挙でしたね。日本中が明るいニュースに包まれた瞬間でした。
報道で見たお二人の姿はとても穏やかで、言葉も控えめ。
でもその奥には、長年コツコツと続けてこられた努力と信念が感じられました。
コツコツと続ける。
派手ではなくても、地道に続ける力。
それは、実は資産運用にも通じる考え方です。
今回のコラムでは、そんな資産運用とノーベル経済学賞の意外なつながりをご紹介しながら、
これから投資を始める方にも知ってほしい、とても大切な“資産運用のルール”をお伝えしていきます。
実は、投資の世界にも“ノーベル賞のお墨付き”があるのです
投資と聞くと、「一発勝負」「当てた人が勝ち」──そんなイメージがあるかもしれません。
でも、私たちがご提案している資産形成は、
ギャンブルではなく、“設計”と“継続”がすべての世界です。
そしてこの考え方には、なんと
ノーベル経済学賞を受賞した理論がしっかりと根拠としてあるのです。
資産運用のルールは、ノーベル賞にあった
きちんとした資産運用には、感覚や勘に頼らない「再現性のある理論的な土台」があります。
その代表が、アメリカの経済学者ハリー・マルコウィッツ氏が提唱した
「モダン・ポートフォリオ理論（Modern Portfolio Theory）」。
これは、「資産を1つずつ選ぶ」のではなく、
“全体の組み合わせ”をどうするかでリスクとリターンを調整する方法を数学的に示した理論です。
マルコウィッツ氏はこの功績により、1990年にノーベル経済学賞を受賞。
そして今もなお、年金基金・保険会社・大学の財団など、プロの世界でこの理論が忠実に使われ続けています。
分散投資って、そもそもどういうこと？
分散投資と聞くと、
「いろいろ持てば安心」「全部平均される感じ？」
そんなイメージを持つ方もいるかもしれません。
でも、ただ“数を増やす”のが分散ではありません。
大切なのは、値動きの違う資産を組み合わせること。
たとえば…
・株式と債券
・日本と海外
・業種や規模の異なる企業
・円建てと外貨建て など
値動きの違うものをバランスよく組み合わせることで、
どれかが下がっても全体のダメージを抑えられる。
それが、本来の分散投資です。
そしてこの効果を発揮させるには、“ある程度の時間”も必要。
つまり、分散は“その場しのぎ”の対策ではなく、時間とともに効いてくる資産運用のベース設計なんです。
分散 × 長期 ＝ 安心につながる運用
短期で見れば、すべての資産が一時的に下がることもあります。
でも、10年・20年と時間をかけることで、資産ごとの値動きが平均化され、全体としてのリスクが安定し、成果が出やすくなる。
だからこそ、
分散投資は、「持ち続けてこそ意味がある」。
焦る必要はありません。
大切なのは、“続けられる仕組み”を持ち続けること。
コツコツと積み重ねることこそが、
いちばん強く、いちばんやさしい備えになるのです。
投資は、“当てる”のではなく、“備える”こと
モダン・ポートフォリオ理論は、こうも教えてくれます。
投資は、未来を当てにいくゲームではなく、
どんな未来がきてもいいように備える“設計”のようなもの。
「これが上がるはず」「今がチャンス」──
そんな短期的な勝ち負けではなく、
変化のある世の中で、どうすれば安心していられるか？を考えること。
それが、投資の本質なのだと思います。
だからこそ大切なのは、「分散すること。そして、続けること」です。
FPSが考える「安心して続けられる仕組み」
私たちFPSでは、こうした理論を土台にしながら、
一人ひとりに合った“安心の仕組み”を一緒に考えることを大切にしています。
・どんな目的でお金を使いたいか
・どれくらいのリスクが心地いいか
・いつ・どう取り崩す可能性があるか
「分散して、持ち続ける」──その設計図は、あなたの人生によって変わります。
だからこそ、あなたのための資産形成を、一緒に作っていけたらと思っています。
まとめ｜派手じゃなくていい。続ける人が、強い
ノーベル賞を受賞した研究者のように、
投資の世界でも「派手な成果」より、「コツコツと積み重ねる力」がものを言います。
一発勝負ではなく、設計と継続。
“勝ち負け”ではなく、“安心して備える”という姿勢。
そんな投資の考え方を、これからも丁寧に伝えていきたいと思います。
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ノーベル賞の賞金は、どこから来るのか？ ～ノーベル財団に学ぶ、持続可能な資産運用のかたち～ | 株式会社FPS
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