2020年12月5日（土）10：00からアットビジネスセンターPREMIUM大阪駅前にて

「相続セミナー」を開催いたしました。

 

今回は、司法書士の池内　宏征先生をお招きし、実例に基づいた貴重なお話をご講演頂きました。

 

第一部では「認知症」にフォーカスしたお話でした。

認知症になると財産管理はどうなるのでしょうか？

最近はご存じの方も多くなってきましたが、成年後見人を立てます。

実は成年後見人は希望者がなれるというものではないのです。

成年後見人の注意点や発生するコストなど、見落としがちな点も多いですのでご注意が必要です。

 

そこで先生が近年力を入れていらっしゃるのが「家族信託」です。

家族信託は「認知症になった際に財産の管理を委託する」契約のことです。

例えば、認知症になると「家を売って介護施設費用に充てたい」と思っても、「売却する」という法律行為ができなくなってしまいます。

「こういうふうになったら売却する」といったような想いを示しておけるのが家族信託です。いざという時に備えて元気なうちにしておく対策の一つです。

 

「元気なうちに！」「認知能力がしっかりしているうちに！」というところが重要ですね。

 

一番新鮮だったのが、「死後事務委任契約」について。

皆さんは聞かれたことがありますか？

財産の管理ではなく、事務的な手続きを第三者に行ってもらう契約のことです。

先生のクライアントの中には、「誰にも知られたくないＳＮＳアカウントを死後消してほしい」と依頼されている方もいるそうです。

とても今の時代の問題！！という感じがしますね。

 

たくさんの情報があふれる現代だからこそ、正しい情報を正しく活用する必要が求められます。

次回は3月6日（土）10：00～同会場にて税理士の先生をお招きしてのマネーセミナーを予定しております。

ぜひご参加ください。