税理士の先生をお招きし、相続セミナーを開催しました。

今回のセミナーでは、税理士で1級ファイナンシャル・プランニング技能士でもある

堀口敦史先生をお招きし、財産を「円滑」に、そして「円満」に引き継ぐための事前対策について講演頂きました。

『難しそう』『面倒くさそう』というイメージがある相続。

「民法や相続税法が関係する難しい事はとりあえず後回しにして、生前に財産のシンプル化を図り、複雑で面倒くさい状況になることを防ぎましょう」というのが先生のお考えです。

お亡くなりになられた方の財産が「どこに何があるか分からない」や「複数の銀行口座・証券口座があり、各種手続きに手間と時間がかかる」という状況※は、相続人の大きな負担になることが想像できます。

※生前に行えば1時間～数日で完了するような手続きも、相続が発生してからでは数か月かかることもたくさんあります。

これらの状況は、例えば生前に「銀行口座の数を整理していく」、「相続財産を現金で受け取りやすいように不動産を売却したり、生命保険に加入しておく」等と対策をしておくことで、

「円滑」に相続を進めて行くことが可能になります。

財産を分けやすくしておくことで「円満」な相続も同時に実現可能ですね。

相続は亡くなられた方の財産を家族（法定相続人）で分けることを言います。

そのため財産の大小や相続税が掛かるかどうかではなく、すべての人に関係してきます。

財産をどのように渡したいのか、あるいは受け取りたいのかを“元気なうちに”家族で話し合い、今からできる簡単なことから準備していきたいですね。